感動とビジネスの接点とは 

モノが不足し、品質にバラツキがあった20世紀において、ビジネスの目標とする指標は「顧客満足」でした。

「満足」という言葉の本当の意味は、「満ち足りる」ではなく、「足りないモノを満たす」だったのです。

21世紀に入り、世の中にいいモノがあふれ、モノが余っている状況の中、「顧客満足」という指標は時代遅れになっています。

閉塞感溢れる世の中には今「感動したい人多数、感動を生みだす人少数」という需要過多供給不足」の巨大なマーケットが生まれています。

感動の商品はヒットし、感動の接客はファンを増やし、感動のプレゼンは人を動かし、感動のリーダーには才能が集まります。

商品や人や企業が持つ本来の価値が伝わり、人が自ら動き出す力=「感動力」は、新しい時代を創るゲームチャンジャ―になります。

■感動を生み出す表現力の魔法

私はかつて、演劇の役者をしながら一部上場企業でマーケティングの仕事もする二刀流の経験から、演劇で観客に感動を届ける方法論とビジネスの成功には、大きな関連があることに気づきました。

実際に営業と商品開発の現場に演劇的手法を導入することで、伝説のV字回復と言われた驚異的な業績アップ(推定300億円)を実現しました。

演劇は見方を変えると、リピートと口コミ紹介で成り立つビジネスモデルです。

それを実現させるために観客に提供する価値は、満足という「予定調和」ではなく、感動という「予定外調和のドラマ」です。

エンタメやアートに限らず、ビジネスや人生においても共通する感動を生みだす原則=Kandou Formulaは存在します。

それは、テクニックで感情を煽るのではなく、本質的で応用範囲の広い、人間にもともと備わった能力を活かすことから始まります。

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